こんにちは〜。
先日、「マンボ」を中心とした町歩きに参加してきました。
マンボってなんぞや!?と思われる方は多いかと思います。
一言でいうと横向きの井戸で取水施設です。
垂井町内で、緩やかな標高差がある地域で、井戸を縦に掘らず横向きに堀勧めることで、わずかな伏流水をあつめてある程度の水源としていたようです。
この写真は、町内のマンボも比較的大きなもので、出口から5mほどはコンクリート製の土管が入れられていますが、その先は手掘りのままの土壁になっていました。
今でも、マンボは活用されていて、町内の狭い路地を入ったところに、何箇所も共同の洗い場があります。
この日は、漬物用にする大根を洗いに来ていたお婆ちゃんに遭遇。
その水は、水路を流れて下流に流れていきますが、この小さな水路にはカニやカワニナも凄い数がいました。
コンクリートで固められる前は、ホタルもたくさん飛んでいたとか。
垂井町には、他にも伏流水が湧き出す「ガマ」と呼ばれるものも数多く存在しています。
天然記念物に指定されている「ハリヨ」が生息していたりもします。
ちなみに「ハリヨ」は、年間の水量が一定した綺麗な湧水地や、
その周辺の流れの緩やかな河川に限定して生息し、
清浄な湧水のあることは生息環境の必須条件で、10-18℃の低水温を好み、
水温20℃を超える場所では生息できないそうです。
自然豊かな垂井町を見直す一日でした。